手が小さい人がソロウクレレを弾いていて、一番困るのが「指が届かない」というところです。
私は手が小さいうえに小指が短い(小指の先が第1関節に届いていない)ので、小指とその他の指が2フレットも離れていると、必ずと言っていいほど小指の音が出ませんでした。
実は、坂本九さんの「見上げてごらん夜の星を」に出てくる、この「D7」が一向にうまく弾けませんでした。何十回も練習したにもかかわらずですよ!!
そこで原因を冷静に考えてみたところ、上手く弾けない理由が分かりました。
なぜ小指がフレットに届かないのか
正しくは小指が届かないのではなく、「指が丸まってしまうことにより小指が届いていない」というのが本当の理由でした。
試しに小指をピンと伸ばしてみたところ、指が届いて音もしっかり出ました。
小指が丸まる(曲がる)理由
脇を締めて弾いていたのが原因でした。
脇を締めると指がコンパクトになるため指が自然に曲がり、小指が5フレットに到達しないんです。
小指を伸ばす方法
ズバリ、脇を広げると小指が伸びます。
方法はとても簡単で、ヒジを軽くヘッド側にひねるだけ。たったこれでけで指が自然に伸びます。
この時、親指の付け根がナット近くにくるようにすると、まっすぐに近づきます。
また、弦を押さえるときは、小指から先に指を乗せます。
小指が完全にまっすぐになる訳ではありませんが、かなり伸びるので届くようになります。
最初のうちは、なかなか小指が伸びませんが、何回も練習するうちに綺麗な音が出るようになります。
実際にこの方法で何回も練習した結果、ちゃんと弾けるようになりました。
※ただし、練習のし過ぎには注意が必要です。腕を痛めてしまう場合があります。
最後に
ソロウクレレを始めたばかりの頃は、指がうまく動かなかったり広がらなかったりするので、指を広げる練習をしましょう。
私は練習を始める前に、指の運動をするようにしました。
その時に使っているのがこちらの教本です。
指の訓練をするかしないかで、練習の進み具合に差が出ます。
何度練習してもうまく指が動かせないのであれば、最初の5分だけでも指のトレーニングすることをおススメします。