「アルペジオの弾き方(1)」で2パターンの弾き方を紹介しましたが、どうせ練習するなら、簡単な曲を選んで練習した方が上達が早いです。
ちなみに、ここで言う簡単な曲とは
- コードが簡単なこと
- メロディーが単調で歌いやすいこと
- テンポがゆっくりしていること
この3つの条件を満たしている曲のことを言います。
バレー(セーハ)コードが含まれる曲は練習に不向き
実は最初、イルカの「なごり雪」でアルペジオを練習していました。
コード譜なごり雪(外部サイト)でもこの曲、バレーコードが含まれているので、音が綺麗に出ませんでした。
8ビートや16ビートのストロークでは誤魔化せますが、弦を1本ずつ弾くアルペジオでは、コードをしっかり抑えないとブツブツ切れたスカスカな音しか出ません。
左手に気を取られてしまうとアルペジオがおろそかになり、右手に気を取られると音が出ない。何度も練習しているのに、思うように上達しないと結局「やーめた」ということにもなります。
どうせなら、アルペジオと一緒に曲もマスターしたいですよね。
「春よ、来い」を練習しよう
なぜ、松任谷由実の「春よ、来い」が練習曲にぴったりかというと、以下の理由があります。
コード譜春よ、来い(外部サイト)基本のコードで弾ける
簡単バージョンではありますが、出てくるコードは
C、Dm、Em、E7、F、G、Am
もちろんバレーもありません。
メロディーが簡単
テンポがゆっくりしているのはもちろん、優しい雰囲気の旋律なので、この曲を知っている方ならば、演奏に気を取られていても自然と歌えます。
これなら演奏に集中して練習できます。
「春よ、来い」のアルペジオ
パターンはこちらを使います。
参考動画
最初から最後までアルペジオで弾けるようになったら、イントロをかっこいいバージョンで弾いてみましょう。
イントロのコードについて
こちらの動画のイントロは、以下のようになっていますが、
| F G7 | Am | F G7 | Am |
コード譜通り
| F G | Am | F G | Am |
と弾いた方が、より簡単になります。
イントロのストロークについて
と弾くのですが、3拍目でどうしても他の弦に親指が当たってしまいます。それを回避するためには、ウクレレボディ(一番くびれている所)に小指を引っ掛けて固定して弾くと、親指がスムーズに2弦に乗ります。
邪道ではありますが、私はこの方法で弾けるようになりました。
最後に
たとえコードが簡単でも、アルペジオで弾き語るとかなり格好いい演奏ができます。
「春よ、来い」は簡単にマスターできる曲なので、ぜひレパートリーに入れてみてはいかがでしょうか。