何度も同じ曲を練習していると、上達するための気付きや工夫が生まれてきます。
実際に私が練習した中で、「こうした方がいい」と思ったことを試してみたら、その日のうちにクリアできた問題もありました。
そこで、ソロが上達するための最低限の心構えやコツを紹介したいと思います。
フレットの幅を意識する
メロディを弾くソロは、左手の移動が増えるため、指の動きが複雑になります。
フレットの幅は1フレットが一番広く、8フレット、9フレット、10フレット・・・と、数値が大きくなるにつれて狭くなります。
曲により、7~12フレットを抑えることも多くなるので、フレットの幅や位置を意識して弾くことが大切です。
流れによって、弦上を軽く滑らすように指を移動すると、スムーズに弾ける場合もあります。
正しい指使いをする
フレットを押さえる指には、基本パターンがあります。これを覚えているだけで、上達のスピードがアップします。
※ただし、前後の関係で押弦する指を変えた方がいい場合もあります。
慣れるまでは、タブ譜に指使いを書き込んでおくのもおススメです。
フレットを見ないで弾く
左手を見る回数が多いとタブ譜から目が離れてしまい、「どこまで弾いたか」「どのように弾くのか」が分からなくなります。
途中で何度も手が止まってしまうと上達が遅くなるので、弾き進んで間違った場合のみ、目視で指の位置を確認しましょう。
つまずく箇所は案外同じ場所だったりします。苦手な部分だけを集中して練習するのもいいでしょう。
最初はゆっくりのテンポで練習し、確実に弾けるようになったら、徐々にテンポを速くしていくのも忘れないでください。
無意識に弾けるようになるまで、「目線はタブ譜」「神経は左手に集中」です。
根を詰め過ぎない
1回の練習で何度も何度も繰り返すと、
- 最初はできたのに弾けなくなった
- あまりにも進まなくてイライラする
ということがあります。
そういう時は一旦練習を止め、時間をおいて弾き始めると、「弾けちゃう」場合がよくあります。
ほどほどに緩く練習した方が、意外と早く上手くなります。
最後に
ウクレレを最初からうまく弾ける人なんて一人もいません。
最初は下手でも、練習を積み重ねるうちに少しずつ上達していることに気付くものです。
すると自分でも面白いくらいに嬉しくなり、練習が楽しくなります。最後までやり遂げる意欲と自信が湧いてきます。