世間一般は右利きが主流なので、左利きの人がモノを選ぶとなると不便を感じるとがあると思います。
でも、お店やネットでウクレレを探していると、左利き用の物って見たことがありませんよね。
そこで、
- なぜ左利きのウクレレが出回っていないのか
- 左利きで弾くにはどうしたらいいのか
ということを解説したいと思います。
ウクレレの左利き用を見かけない理由
ギターには左利き用がありますが、ウクレレではまず見たことがないと思います。
多くのウクレレは、ひょうたん型やパイナップル型をしており、ギターのようにピックガードも付いていないので、上下をひっくり返しても弾くのに差し支えありません。
したがって、「弦を張り替えるだけで左利き用にできる」という理由から、基本的には売っていなという訳なんです。
ウクレレを左利き用にできないタイプ
カッタウェイがあるウクレレは左利き用として使えません。
※カッタウェイとは、ボディのネックの付け根部分から肩にあたる部分をえぐった形のもの。ハイポジションを弾きやすくするための加工です。ウクレレを左利き用にする方法
- 1弦と4弦を張り替える
- 2弦と3弦を張り替える
このように張り替えると、弦が上下ひっくり返り、左利きで弾けるようになります。
弦が「ORCAS OS-HARD」や「D’Addario EJ53S」のように、1弦と4弦の太さが殆ど同じであれば、張り替えるのは2弦と3弦の2本だけでもいいと思います。
ただし、チューニングは右利きと同じようにAECGで合わせて下さいね。
ナットの溝を広げる必要はあるの?
基本はナットを削らなくても大丈夫です。
張り替えて、弦が浮いたり音がビビる場合は、ナットを削って溝を広げる必要があります。
ナットの溝を広げたくない場合
1弦と4弦はほぼ同じ太さなので、交換してもまず問題はありません。
しかし、2弦と3弦は太さが違うので、ごくたまに3弦(C弦)が溝に入らなかったり、音がビビることがあります。
その場合は、ウクレレに張られている弦よりも細いものに交換すると、ナットの溝を削らなくても済みます。
特に、細いフロロカーボンの場合は、2弦と3弦を張り替えても弦が溝に入ります。
それでもダメな場合は、ナットを作り直すと良いでしょう。
↓↓↓ オススメ弦はこちら ↓↓↓
譜面は右利き用に慣れること
コード譜、タブ譜のほとんどは右利き用に書かれています。それをいちいち左利き用に置き換えるとなると、大変な作業になります。
したがって、譜面は右利き用に慣れて下さい。
最後に
左利きの人がウクレレを弾くとなると、多少手間に感じるかもしれませんが、弦交換なんて慣れれば手早く出来ますし、いずれにせよ遅かれ早かれ弦交換の時期がやってきますからね。
ギターと比べると、安上がりで済むのがウクレレのいいところでもあります。