ソロウクレレの練習を始めて1ヶ月が経ちました。
愛用のARIA AU-1は、弾きやすくてとても気に入っているのですが、ソプラノウクレレはフレット数が少ないため、ストローク向きです。
アリアでソロ弾きの限界を感じたので、コンサートウクレレを購入することにしました。
そこで、安くて品質が良いものを探していたところ、「ELVIS FIVE-O」にたどり着きました。
※ファイブ-ゼロではなく「ファイブ-オー」という名称です。
- 購入の決め手となったのは、
- 弦高調整が丁度いい
- フレットのバリは殆どない
- 音が良い
- デザインが良い
- 安い
という点に魅力を感じたからです。
ELVIS(エルビス)とは
Elvisは、AERA MUSICの自社ブランドです。
株式会社AERAは茨城に設立された楽器メーカーで、AERA、Elvis、Aostinはそれぞれの特徴と違いがあるが、いずれも弊社が買収・保有している、AERA MUSIC傘下のブランドです。
マーケット上のウクレレはデザイン性が足りていないことや、数十年経ってても、技術・素材の革新が全く見られていないこと、ブランド理念が時代に遅れていることなどを感じて、少子高齢化を背景にウクレレ人口を増やすためにはより良いウクレレを、一般人でもより買いやすい価格で提供しないとと思い、黒澤社長と豊富な製作経験を有するパートナーが会社を設立しました。その思いを社名のアエラに込めて、「新たな時代」、英訳にすると「SOUND OF A NEW ERA」とのことです。
AERAのブランドは付属品、今後スマホアプリの開発、音楽サービスなどに使われる予定です。どちらかというとテック系、未来感のあるデザインが感じられるのですね。
Elvisはカッコいい、オーソドックスの印象があり、Aostin AC100のようなアバロン貝のインレイはエルビスの機種ではあまり見られておらず、「より少ないことは、より豊かなこと」というデザイン理念で、装飾性を取り除いたデザインでシンプルでカッコイイものを製作しています。(6月から発売予定のエルビスギターもそうです。)
Aostinはエルビスと違い、販売価格を抑えらがらも、より特徴のあるウクレレを提供しています。例えば、女性の方に特化したうみ1のように、「かわいい!」というほど、かわいいうみとはなのレーザー彫刻を施しています。
いずれも、同価格帯商品対比で、より工夫したデザイン、よりきれいな塗装(通常のグロスより滑らかでピカピカ)、ヘッドにペイントやシールではなく、こだわりのインレイを施しています。
※AERA MUSICさんからのメールをそのまま掲載しています(2019/04/20現在)。
参考AERA MUSIC 楽天市場店ELVIS(エルビス)FIVE-Oの外見
ヘッド
エルビスのロゴは印字じゃなくてインレイ(象嵌加工 – ぞうがんかこう)がされているという手の施しよう。
字体もおしゃれです。
ペグはクローズドバックのギアペグ。したがって、ギアが隠れています。
屋外で弾いても、埃が入りにくいのがいいですね。
回した感じはとてもスムーズでした。
フィンガーボード
ポジションマークはひし形(スロッテッドダイアモンド)。
側面にもマークが付いているのに、つい癖で指板を見てしまいます。
ブリッジとサドル
コピー用紙1枚を使って点検。ブリッジはしっかりと接着しています。
ナット
ボディ
べっ甲柄のバインディングがおしゃれです。
ボディの上下とサウンドホール周りに装飾されています。
ネックの取り付けもしっかりしています。
マホガニーらしい縦方向に入った木目と、明るい色のバランスが良く、さらに高級感が増しています。
ELVIS(エルビス) FIVE-Oのスペック
音の粒がクリアな響きが特徴で、鳴りが非常にあるのが特徴です♪音が良いだけでなく、見た目も豪華の一言! ヘッドのペグもELVIS社専用の高級ペグを仕様しておりますので、チューニングも簡単&ブレがほぼありません。
アフターサービスも電話やLINEチャット、インスタなどで随時、万全に対応しています。
※AERA MUSIC 楽天市場店より抜粋
ボディ | マホガニー |
---|---|
ネック | オクメ |
ブリッジ | ローズウッド |
フィンガーボード | ローズウッド |
ナット/サドル | 牛骨 |
ナット幅 | 35mm |
フレット | 18 |
弦 | Aquila(アクィーラ)ナイルガット弦 |
生産地 | 中国 |
付属品
保証書
国内保証書(保証期間3年)が付いています。
ソフトケース
ペラペラのケースではなく、ブランドロゴが入った厚さ5mmのクッション入りです。
長さ調整できる肩掛けベルトが付いているので、ウクレレの持ち運びが便利です。ポケットには、弦やストラップなどの小物が収納できます。
チューナー
スイッチの長押しで電源のON・OFFができます。
ヘッドに取り付けて調整します。液晶が緑色になったらチューニングOK。目盛りが見やすく、音も合わせやすいです。
ARIA付属のチューナーよりも使い勝手が良かったので、今度からこれを使おうっと。
ピック
プラスチック製で厚さは0.71mm。
ソロ弾きがメインなので、残念ながら使う機会は無いかも。
クロス
AERAさんオリジナルのものです。
ストラップ
ストラップのフックがスチールのような金属性なので、そのまま使うとウクレレに傷が入る可能性があります。
使うならビニールテープを巻くか、買い替えた方がいいかも。
コードチャート
A5サイズの厚手のプラスチック製。
両面印刷されていて、ウクレレとギターのコードを確認できます。
教則本
AREA MUSICさんオリジナルの教則本です。
メインはウクレレの名称や持ち方など、最初の1歩的な内容ですが、AREAブランド全機種の弦交換の方法も書いてあります。
なので、これはずっと保管しておくといいですよ。
まとめ
私にとってのFIVE-Oは、AERA MUSICさんの情熱をとても感じる最良のウクレレでした。
2台目はコンサートを持ちたいという人には、ぜひこのウクレレの良さを知っていただきたいです。