テンションが高いウクレレ弦から低いものに張り替えたところ、チューニングがなかなか安定せず、不良品だったのでは?と、不安になりました。
そこで、
- チューニングが安定するまでにかかる日数
- チューニングが狂う原因
- チューニングを安定させる方法
をまとめてみました。
チューニングが安定するまでにかかる日数
弦を張り替えてからチューニングが安定するには、約1~2週間かかります。
弦の種類(ナイロン、フロロカーボン、ナイルテックなど)や、弦の太さ、弦の硬さ、テンションにより、早く安定するものもあれば、逆に遅いものもあります。
特に、張り替えたばかりの弦は伸びやすいので、マメにチューニングをして下さい。
テンションが高い弦の場合
ウクレレ弦「SAVAREZ(サバレス) 140R」のレビュー
初めての弦交換は、ウクレレセットに付いていたフロロカーボン弦です。
この弦は、クラシックギター弦で定評がある、SAVAREZ(サバレス)社の製造です。
SAVAREZ(140R)のスペック
タイプ:ソプラノ/コンサ...
テンションが低い弦の場合
ウクレレ弦「ORCAS(オルカス)OS-MED」のレビュー
ウクレレ弦を「SAVAREZ 140R」に張り替えたのはいいのですが、あまりにもテンションが高く、1弦の音がミュートされたかのように音が出ませんでした。
まだ使い始めて1ヶ月弱でしたが、思い切ってORCAS OS-MED(ミデ...
チューニングが狂う原因と対処法
チューニングがずれる原因の殆どは、「弦の伸び」「ペグのネジの緩み」によるものです。
弦の伸び
新しい弦は、常に伸び続けています。
何日もチューニングを怠ると弦がなかなか伸び切らないため、1ヶ月経っても安定しないなんてこともあります。
ペグのネジの緩み
木製であるヘッドが収縮することで、ネジがゆるむことがあります。
そうなってしまうと、いくらペグを回して調整しても、弦の張力でネジが戻ってしまい、弦が緩みます。
チューニングを安定させる方法
弦を交換した後、チューニングを安定させるために私がやっている簡単な方法です。
- ウクレレを弾いても弾かなくても、1日に数回チューニングをする。
- ペグのネジの緩みを確認し、緩んでいたらドライバーで締める。
- ウクレレの弦を手で伸ばす。
ウクレレの弦を手で伸ばす方法
- サウンドホールを上に向け、膝の上に置く。
- 弦の下(ネックとボディのつなぎ目付近)に、人差し指、中指、薬指を入れる。
- 指板に親指を当て、それを支えにして、弦を2~3cm持ち上げる。
- 弦を数回グイグイしごく。
※この作業は1弦ずつ行います。
最後に
実際に弦交換を行ってみると、太くて硬く、テンションが高い弦はチューニングが安定するのが早く、細くて柔らかく、テンションが低い弦は音が狂いやすく、安定するのに時間がかかりました。
チューニングを早く安定させるには、ウクレレを弾かなくても、1日に数回チューニングする必要があります。ペグを回すことで弦が伸びるので、テンションが低い弦ほど小刻みにチューニングをして下さいね。