初めてウクレレを買う場合、どのメーカーのどのタイプを買ったらいいかが分からないですよね。
私も購入する際にかなり悩み、ネットで色々と調べました。
途中で飽きるかもしれないから、中古のウクレレから始めるという人もいると思います。
そこで、中古ウクレレを買う場合の注意点を、まとめてみたいと思います。
手に取って触り心地を確かめる
- ネックが太すぎないか
- 弦を押さえて指が痛くないか
- 持ってしっくりくるか
- 弾きやすいかどうか
- 壊れている箇所が無いか
- ジャンク品かどうか
など、実際に触って確認してください。
その他に気を付けたい点は、ネックのフレットのバリです。
確認方法は、コードを押さえるように左手でネックを握り、上下に2~3回ほど左手をスライドさせてみてください。
ウクレレの中には、フレットが指板よりも出っ張っていて、ネックを触るとチクチクするものがあります。
その場合、スムーズに手が動くようにするために、ヤスリをかける必要が出てきます。
実際にリサイクルショップで確認したところ、
- aNueNue AQUA-001
- aNueNue AQUA-002
- S.Yairi YU-S-01K
はフレットが手に当たって違和感がありました。
値札の内容とウクレレを照らし合わせる
リサイクルショップで売られている中古ウクレレには、メーカーや、型番、サイズなどが間違って表示されていることがあります。
手元にスマホがある場合は、購入する前にスマホなどでウクレレ情報を調べてみて下さい。
中には、新品よりも高い値が付いているものもあります。
リサイクルショップA店
S.Yairiのソプラノウクレレ(YU-S-01K)が「aNueNue AQUA-001(\9,720)」として販売されていた。
※YU-S-01KのAmazon新品価格 \8,343(2019年4月9日現在)
リサイクルショップB店
S.Yairiのコンサートウクレレ(YU-C-01K)が「\9,800」として販売されていた。
※YU-C-01KのAmazon新品価格 \9,414(2019年4月9日現在)
ボディの内側のラベルには「YU-C-01K」と印字されていたものの、ネックの長さ、フレット数、ボディの大きさからすると明らかにソプラノで、コンサートウクレレに付いているハズのストラップピンがありませんでした。
ラベルシールの貼り違えによるB品のため、リサイクルショップに流れたものと推測されますが、適正価格では無いようです。
そういえば、8,000円台の箱入りウクレレ(S.Yairiのソプラノウクレレ/YU-S-01K)が床に積んであったなぁ。
中古だから全てが安いという訳ではなく、たまにぼったくりもあるので、消費者側が気を付けなくてはいけません。
ただし、大手楽器メーカーやウクレレ専門店の中古ウクレレの場合は、専門家が査定しているので、よっぽどのことが無い限り騙されることは無いと思いますが、十分に注意を払いましょう。
ウクレレのスペックを調べる方法
中古ウクレレのスペックを知るためには、ウクレレの型番を確認しましょう。
ウクレレの内側には必ずシールが貼ってあり、そこに「商品名」「型番」「シリアルナンバー」が記載されていますので、サウンドホールの中を覗いてみましょう。
Amazonや楽天などでメーカーと型番を検索すれば、サイズや木材の材質、価格などを調べることができます。
ARIA AU-1の場合
大きな文字でブランド名が書かれており、Modelが型番、Serialがシリアルナンバーです。製造も中国製ということが分かります。
自分で弦交換ができるかどうか
リサイクルショップで売られているウクレレに貼られている弦も、ほとんどが中古品です。
したがって、弦の状態によっては、早々に交換する必要も出てきます。
弦も、細いのから太いもの、柔らかいものから硬いもの、素材が違うもの(ナイロン、フロロカーボン、ナイルガット)など、色々な種類があります。
初心者にとっては弦の選び方も難しいですから、自分で弦交換が無理であれば新品のウクレレを買うことをお勧めします。
即決しない
「あ、これいいな!!」と、直感で即買いはNGです。
手元にスマホが無い場合は一旦保留にし、ウクレレの情報をネットで調べた後で買うかどうかを決めて下さい。
お店で売っている中古ウクレレは、ギターと違って数は極わずか。新品なら選択肢がたくさんありますが、数少ない種類から選ぶのは何だか勿体ない気がします。
よっぽどのレアものやビンテージものならば別ですが、買って後悔しないためには、慎重になって下さい。
何日か経ち、それでも欲しいと思った場合に購入する方が、失敗しなくて済みます。
初心者におすすめの格安ウクレレ
お財布に優しい、安くて良いウクレレを紹介します。
Aria AU-1
ユークハウスさんが初心者におすすめしている良ウクレレで、私の愛用モデルでもあります。
ガズレレのガズさんも、ARIAをベースとしたオリジナルモデルをプロデュースしています。
調整が完璧なので、チューニングさえ合わせればすぐに弾けます。弦はアクイーラのナイルガットで丸っこい音色がします。
最後に
迷いに迷って中古ウクレレを買うくらいなら、新品のウクレレを購入しましょう。
実際に弾きこなすことで、ウクレレを見る目も肥えてきますので、
- 高い中古を選ぶなら、安くていいウクレレを買う
- ウクレレを知ってから中古という選択肢を増やす
方が、ウクレレが長続きしますよ。